ゴルフクリニック
ゴルフ相談室
立春も過ぎたとは言え、まだまだ雪の便りが聞かれる今日
この頃です。
この時期のゴルフも、春とは名のみで、心底冷える時期も
あります。
早朝からのスタートですと、0度に近い時もあります。
お昼前後ですと、10度近くに達しますが、、午後も3時
も過ぎると、0度近くに冷えてきます。
このような温度変化を、少し冷静に見てみますと、生身の
人間ですので、一日の内でも敏感に反応するはずです。
ゴルフも生身の人間がやることですので、当然影響が出て
きます。
寒暖の差、風の強弱、場面の変化などあらゆることが変化
します。人間の感情がここに加味されさらに複雑な状況を
呈してきます。
寒さ対策、雨、風対策はできるとしても、人間の感情まで
もはコントロールできません。
場面が同じゴルフ場であっても、まったく同じ状況は、
ありえません。スコアーの好悪しも加味すれば、すごく
複雑で、一筋縄では解決しません。
道具のクラブもそう考えれば、理解が早いと思われます
が、自分自身の体力、パワー以上のものは持たない方が
いいのはご理解いただけるのではないでしょうか。
慣れた道具で、優しさを備えたクラブを選択することが
肝心なのがわかるのではないでしょうか。
くれぐれも、ハードなアイテムにはせず、この時期に
相応しいい道具選びをお勧めしたいものです。
長年プレーされている方程、力任せの体力打ちの方が多い。
その為、クラブヘッドが 自分の手の動きに敏感に対応
して欲しいので、硬めのシャフトを好まれます。これが
ボールの散らばる最大の原因です。
アイアンなど、昔は 重くて硬いシャフしかなく、こんな
クラブで練習しておられれば、やむ負えません。
その打ち方が身についていて、なかなか抜け出すことは
困難です。まして年齢を重ね、飛びも悪くなり、余計に
力を入れたくなるのも分かります。
しかし今の柔らかで、長く、しなやかなクラブを、このよう
に扱ったらどうなるかは、理解できますよねー。
手首をあまり使うことなく、体幹でゆっくりとスイングして
下さいと言っても、体がなかなかゆうことを聞きません。
ティーアップのボールとそうでないボールでは、状況が
全く違います。球形のボールがわざわざ高い位置に止まる
事は、万が一にもありません。下からすくい上げて打てる
のは、W#1のみです。下にあるボールを上げることは
基本できません。
クラブの構造から、重心位置の深さにより、めくれあがり
があり、ボールが上に上がります。
下にあるボイールを上げようとすれば、この原理を利用
するしかありません。つまりダウンブローで、直にクラブ
フェースで捉えてやれば、クラブ構造でフエースがめくれ
上がり、ボールを高く舞い上がらせます。
ローハンデーの方でも、このあたりのことすら 理解されて
いません。昔からの練習によりボールをとらえ、プレー
されている方が大半です。
クラブの構造的な意味が理解されれば、無理にボールを上げ
ようとせず、直接ボールを正面でインパクトできれば、何ら
問題はありません。
(バンカー内で打つイメージでいいと、思います)
クラブがこのように大きな変化(飛ばすために)をしてい
ます。自分も変わらなければ うまく扱う事は出来ません。
勇気をもって、変わって下さい。飛ばしとスコアーの為に。
7〜8年らいお付き合いいただいている、お客様です。
ドライバーが210〜220YDしか飛ばなくて、友人との競い合いをしても、余裕がなく楽しくないとゆう理由で、相談にお見えになりました。
スイングパターンやH/S、体の使い方を話しながら、机上での結論がぼんやりと見えかけた折、実際に打って頂きました。
H/Sは41M/Sぐらいで、飛距離が230ぐらいでした。
かなりシビヤーな計測器で現場では、もう少し飛んでいる感じです。
しかしフェースは右上を向いて、スタンスの位置はボールから遠く、スイング軌道はボールを捕まえに行くので、アウトサイドアッパーでヒール打ち。
若さが(パワー)、これらの悪さ加減をカバーしていたのだろうと想像するのは、難しくはなかったです。
とあるスクールに毎週通っているとのことですが、体力が落ち始めて最近では、飛びが悪くなったと感じていられます。
これは、体力の問題でなく、クラブの性格と、打ち方の根本的な指導が必要だとわかりました。
20〜30分の指導で、いままでの練習方法の間違いを理解(頭だけ)して頂きました。
I#7で130YDとゆうことですが、この理屈が理解されれば150YD越も決して、夢ではありません。
W#1もH/Sは43〜44までは、充分に伸びしろがあり、250YD越えも決して夢ものがたりではありません。
道具選びの前に、スイングチェックをお願いしたいです。
上体だけの力任せでなく、捻転を中心のスイングに変えて下さい。
夢が現実になりますよ。 若いですもの。