2022年2月26日

道具の進化よりも、機能の出し方

 シーズンインを迎え、各社一斉に新アイテムのクラブを出してきています。


 それぞれの開発コンセプトがあると思いますが、しかし実際に利用する

 プレーヤーは、その考え方、扱い方を理解されているのでしょうか?


 新商品のコンセプトは基本長く、軽く、大きな撓りで飛ばそうとすること

 ではないでしょうか?


 素材の変化で打感が柔らかくなり、スイートエリアも拡大し、扱いがし

 やすくなったとか、ヘッドのたわみを小さくし、エネルギーのロスを

 最小限にし、余剰重量を最適配置にし、ボールのスピードアップを図った

 とか、ドローバイアスで力強いボールが生み出されるとか、軽量化で

 ヘッドスピードアップを計ったとか、あらゆる面で、新商品の改良が

 なされています。


 しかしこの進化の前に、この機能の何たるかを知り、その機能の引き出し

 方をまず思い出してほしいのです。

 と同時にあくまでも、飛距離の増加はボールの影響なくしては語れないと

 思います。(ディスタンスのボールでは、H/Sが無ければ、逆効果に

 なり、距離が落ちます)


 又、小さな変化による効果は小さいのがあたりまえで、何ら不思議では

 ありません。やはりクラブのシャフト全体のしなりであり、ヘッドスピード

 とゆう物理的な数字が 一番飛距離に影響をすることを忘れないでほしい

 ものです。


 小さな改良の変化が、大きな重要ポイントより効果があるとは思えません。


 根本的な正しい扱い方があって初めて、小さな改良の効果が表れます。

 ヘッドスピードを上げ、スートスポットでとらえ、シャフトのしなりが

 MAXで使えることにより、本当の意味の飛距離アップではないでしょう

 か。  このことをちゃんと弁えてほしいものです。いつの世も。